9日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比1.23%高の18538.57ポイントだった。中国企業指数は1.63%高の6561.93ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で694億1000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた後、ほどなくプラス圏に浮上した。前日のNY市場でダウ平均が6日続伸したことや、きょうの本土市場の上昇が好感された。中国の税関総署が9日に発表した2024年4月の米ドル建て貿易統計は、輸出が前年同月比1.5%増となり、市場予想(1.5%増)と一致した。
個別では、美団(
03690)が4%超上昇し、指数を押し上げた。レノボグループ(
00992)が6%超上昇したほか、浙江省杭州市が住宅の購入規制を撤廃したことを受け、龍湖集団(
00960)や万科企業(
02202)など本土不動産株も買われた。半面、理想汽車(
02015)や翰森製薬(
03692)が売られたほか、前日に6%超上昇していた小米集団(
01810)は利益確定の売りに押された。