7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は11営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.85%安の18420.38ポイントだった。中国企業指数は0.84%安の6517.27ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で629億4000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた。序盤はプラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは続かなかった。指数が下向きに転じると、もみ合いながら下げ幅を拡大した。前日まで10営業日続伸し、終値ベースで昨年9月4日以来、およそ8カ月ぶりの高値を連日で更新した後とあって、目先の利益をいったん確定する動きが優勢だった。本土市場が総じて軟調に推移したことも地合いを悪化させた。
個別では、ネット株のネットイース(
09999)、美団(
03690)、アリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)や、アジアを拠点とする生保大手のAIAグループ(
01299)が売られ、指数を押し下げた。医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)が続落。前日に高かった医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)、豚肉大手の万洲国際(
00288)が反落した。半面、海運の東方海外(
00316)、PC世界大手のレノボグループ(
00992)、本土系不動産デベロッパーの華潤置地(
01109)などが買いを集めた。