週明け6日の香港株式市場で、ハンセン指数は10営業日続伸。終値は前営業日比0.55%高の18578.30ポイントだった。中国企業指数は0.38%高の6572.45ポイント。メインボードの売買代金は概算で1444億8000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた後、前場は前週末終値を挟んで一進一退。利益確定売りが重荷だった半面、注目された米4月雇用統計が予想を下回る弱い結果となったことで米利下げ期待が再び高まり、米長期金利の低下を受けた買いが相場を支えた。後場に入ると、時価総額が大きいテンセント(
00700)とAIAグループ(
01299)の続伸が指数を押し上げた。工業と公共事業、素材を中心に幅広いセクターが上げるなか、不動産・建設が軟調だった。
ハンセン指数構成銘柄では、ガラス大手の信義ガラス(
00868)が11%超高と3営業日続伸。理想汽車(
02015)は先月発売した多目的スポーツ車(SUV)「理想L6」の受注が好調と伝わり、買いを集めた。医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(
09961)、豚肉大手の万洲国際(
00288)も買われた。半面、不動産株の碧桂園服務(
06098)、中国海外発展(
00688)、九龍倉置業地産(
01997)が安い。宝飾品販売の周大福珠宝(
01929)、医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)、ミネラルウオーターの農夫山泉(
09633)も大幅に下落した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.92%高の4007.78ポイントと続伸。ミニブログのウェイボー(
09898)、画像処理システムのセンスタイム(
00020)が大幅高だった。一方、電気自動車の小鵬汽車(
09868)、ライブコマースの東方甄選(
01797)は続落した。