2024-05-06 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:10日ぶり小反落、方向感欠く 利益確定売りが重荷
週明け6日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら10営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比0.05%安の18466.91ポイントだった。中国企業指数は0.26%安の6529.98ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で800億6000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた後、前週末終値を挟んで一進一退。注目された米4月雇用統計が予想を下回る弱い結果となったことで米利下げ期待が再び高まり、米長期金利の低下を受けた買いが入った。半面、前週末まで9営業日連騰し、終値ベースで昨年9月4日以来およそ8カ月ぶりの高値を更新しただけに、利益確定売りが相場の重荷だった。
個別では、不動産株の碧桂園服務(
06098)、中国海外発展(
00688)、九龍倉置業地産(
01997)が売られた。宝飾品販売の周大福珠宝(
01929)、スポーツ用品の李寧(
02331)、石油大手のCNOOC(
00883)は反落した。一方、ガラス大手の信義ガラス(
00868)は10%超高と3営業日続伸。理想汽車(
02015)は先月発売した多目的スポーツ車(SUV)「理想L6」の受注が好調と伝わり、買いを集めた。医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)と無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、電動工具の創科実業(
00669)も買われた。