2024-04-17 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:小幅に5日続落、方向感欠く カジノ株が安い
17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら5営業日続落。前場終値は前日比0.07%安の16237.82ポイントだった。中国企業指数は0.02%高の5744.75ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で506億5000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、一進一退の方向感を欠く展開。前日終値は3月7日以来およそ6週間ぶりの安値とあって買い直しが入ったものの、16日のNY市場での米ハイテク株の下落が重荷だった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言を受けて利下げ時期が遅れるとの見方が広がり、米長期金利が上昇したことで投資家が運用リスクを取りにくくなった。
個別では、大型ネット株のアリババ集団(
09988)と美団(
03690)が売られ、相場を押し下げた。カジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)が大幅安。太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)、香港不動産デベロッパーの恒基兆業地産(
00012)、製薬の中国生物製薬(
01177)は続落した。半面、前日に大きく売られた電気自動車の理想汽車(
02015)が大幅高。AIAグループ(
01299)、小米集団(
01810)、無錫薬明康徳新薬開発(
02359)も反発した。