10日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。前場終値は前日比1.88%高の17144.54ポイントだった。中国企業指数は2.15%高の6021.79ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で571億HKドル。
ハンセン指数は序盤に心理的節目の17000ポイントを上抜け、じりじりと上げ幅を拡大。一時は上昇率が2%を超えた。前日のNY市場で米長期金利の低下を背景にハイテク株が買われた流れを引き継ぎ、大型ネット株が買われて相場を押し上げた。
個別では、中国ネット通販大手のJDドットコム(
09618)とアリババ集団(
09988)、生活アプリ運営の美団(
03690)、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)が上昇した。都市ガスの新奥能源(
02688)、自動車販売の中升集団(
00881)は大幅に続伸。前日大引け後に自社株買い計画を発表したハンセン銀行(
00011)も高い。半面、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)、香港コングロマリットの新世界発展(
00017)が売られた。