2024-04-09 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続伸、朝高後に上げ幅縮小 信義光能などに買い
9日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.55%高の16824.36ポイントだった。中国企業指数は0.41%高の5892.76ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で460億4000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後に上げ幅を広げ、序盤は心理的節目の17000ポイントに乗せる場面もあった。ただ、同節目付近の売り圧力が意識されると、その後はもみ合いながら上げ幅を縮小した。米国で10日に注目のインフレ指標である3月の米消費者物価指数(CPI)が発表されるほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録(3月19−20日開催分)が公開される。中国本土では11日以降、CPIや生産者物価指数(PPI)など主要経済指標の発表が相次ぐ。内容を見極めたいと、様子見気分が漂った。
ハンセン指数構成銘柄では、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)、ビールメーカーのバドワイザーAPAC(
01876)、オンラインゲーム大手のネットイース(
09999)が高い。香港地場系銘柄の新世界発展(
00017)、ハンセン銀行(
00011)、恒基兆業地産(
00012)や、ガス会社の新奥能源(
02688)、自動車ディーラーの中升集団(
00881)なども買いを集めた。半面、大型ネット株の百度(
09888)、JDドットコム(
09618)、非鉄金属の中国宏橋(
01378)などが下げた。