スマートフォン大手の小米集団(
01810)は北京時間28日午後7時、同社初の電気自動車(EV)である「SU7」の価格を発表するが、米国のアナリストの多くは20万−30万元になるとみている。外電を引用し、『騰訊科技(テンセント・テクノロジー)』が28日伝えた。
JPモルガン・チェースのアナリスト、ゴクル・ハリハラン氏は最新リポートで、小米集団のEVは、事業規模が拡大する前に同社の収益を圧迫する恐れがあるが、出荷の初期段階ではプラス要因になり、株価を押し上げると予想。さらに、市場は「SU7」が発売後12カ月以内に5万台超を出荷するとみていると付け加えた。
米の大手投資銀行各行は「SU7」の価格が20万−30万元になるとみている。一部米メディアは、「SU7」標準版の価格は26万6000元からに設定されていると報じた。「SU7」の価格についての関心が高まっているが、小米集団は具体的な価格情報を開示していない。同社会長兼最高経営責任者(CEO)の雷軍氏は、一部のネットユーザーが話題にしている9万9000元説を否定し、「SU7」と同水準のEVは40万元超で販売されていると語っている。
ジェフリーズのアナリスト、ジョンソン・ワン氏は、「私の推測が正しければ、20万−25万元が中国の新エネルギー車市場で最も競争の激しい価格帯だ」と述べた。ゴールドマン・サックスのアナリスト、ティモシー・ジャオ氏は、向こう1年間の出荷台数6万5000台、平均販売価格22万5000元の予想値に基づくと、「SU7」の売上高は2024年、140億元に達するとみている。
小米集団の前場終値は前日比2.17%高の15.08HKドル。