2024-03-28 |
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NY市況(27日):ダウ477米ドル高と4日ぶり大幅反発、S&P500は終値の最高値更新
27日のNY株式相場は反発。米国経済のソフトランディング見通しが強まる中、前日までダウ平均とS&P500が3日続落したことで押し目買いが強まった。四半期末の持ち高調整で大きく上昇したエヌビディアなどが下落した一方、公益、不動産などの出遅れ株が大幅高となったことも相場を押し上げた。
ダウ平均は終日プラス圏で推移。終盤に487米ドル高まで上昇し、477.75米ドル高(+1.22%)の3万9760.08米ドルで終了。4日ぶりに反発した。S&P500も0.86%高と4日ぶりに反発し、4営業日ぶりに終値の最高値を更新した。ハイテク株主体のナスダック総合は0.22%安まで下落後、0.51%高と3日ぶりに反発した。
翌日に四半期末を控え、S&P500は第1四半期に10.04%高と2019年1−3月期の13.07%高以来の大幅高ペースとなり、ダウ平均とナスダック総合も5.49%高、9.25%高と大幅に2四半期続伸ペースとなった。
業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。公益が2.75%高、不動産が2.42%高となったほか、資本財、素材、ヘルスケア、金融、一般消費財も1%超上昇。一方、コミュニケーション・サービスとITが0.1%台の小幅高にとどまった。ダウ平均採用銘柄はメルク、インテルが4%超上昇し、ボーイング、キャタピラー、ゴールドマン・サックス、アップル、ハネウェルも2%超上昇。一方、セールスフォースが1%超下落し、ビザとマイクロソフトも小幅に下落した。