大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、招商局集団傘下の物流会社、シノトランス(
00598)の2023年12月本決算が予想から上振れしたと評価し、目標株価を38%引き上げて4.15HKドルとした。ただ、投資判断は「買い」から「アウトパフォーム」に引き下げた。『インフォキャスト』が26日伝えた。
シノトランスが22日発表した2023年12月本決算は、売上高が1017億500万元と前年比6.9%減ったものの、純利益は前年比3.5%増の42億2200万元で市場予想を上回った。粗利益率は0.1ポイント上昇して5.7%、純利益率は0.4ポイント上昇して4.2%となった。
大和は、2024−25年の予想EPSを8−25%上方修正し、予想純利益率も1ポイント上方修正して約4%とした。24年の純利益が44億6000万元に増加すると見込む一方、貿易需要の予想下振れがリスクとみている。
シノトランスの26日終値は前日比2.58%安の3.78HKドル。