26日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に3営業日続落。前場終値は前日比0.08%安の16461.11ポイントだった。中国企業指数は0.17%高の5764.42ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で505億3000万HKドル。
ハンセン指数は総じてプラス圏でもみ合った。前日に終値ベースで8日以来、およそ2週間ぶりの安値を更新したとあって、買い戻しが先行。決算発表シーズンのピークに入り、業績を踏まえた売買が目立った。もっとも、本土市場で上海総合指数が下げに転じたことが嫌気されたほか、香港市場は週末から始まる連休を前に投資家が積極的にリスクを取りにくく、買いの勢いは限られた。上値の重さが意識されると、前引け間際にマイナス圏に沈んだ。
個別では、ガス会社新奥能源(
02688)、海運会社の東方海外(
00316)が大幅に続落。バイオ医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)が反落した。非鉄金属の紫金鉱業集団(
02899)、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)なども安い。半面、決算発表を終えた招商銀行(
03968)や、米アップルのスマートフォン「iPhone」に人工知能(AI)機能を提供する協議が行われていると報じられた百度(
09888)が高い。本土不動産デベロッパーの龍湖集団(
00960)、電動工具大手の創科実業(
00669)、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)などが上昇した。