19日の香港市場でハンセン指数は反落スタート。先週発表された米2月消費者物価指数(CPI)などのインフレ指標が上振れしたことで利下げ後ずれ懸念が強まる中、米10年債利回りが上昇したことが重荷。19−20日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)と20日の米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の記者会見を前に、投資家はリスクを取りにくくなっている。
指数は日本時間午前10時38分現在、前日比1.30%安の16519.92ポイントで推移。個別では、新興自動車メーカーの理想汽車(
02015)が大幅に続落。2023年12月本決算を発表した医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)と同系列の薬明生物技術(
02269)が大幅反落。ガスメーカーの新奥能源(
02688)、医薬品ネット通販の京東健康(
06618)なども安い。半面、渤海で「秦皇島27-3」油田を発見したと発表した石油開発大手のCNOOC(
00883)が逆行高を演じている。