2024-03-06 |
米国/マーケット/証券 |
|
NY市況(5日):ダウ404米ドル安と大幅続落、アップルが大幅安
5日のNY株式相場は大幅続落。週内にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や米2月雇用統計などの重要イベントを控え様子見姿勢が強まる中、好決算を発表した小売りのターゲットが12.02%高と急伸したものの、中国でのiPhone販売の大幅減少が伝えられたアップルが大幅安となり、ハイテク株の下落を主導した。
ダウ平均は下落してスタートすると、終盤に532米ドル安まで下落幅を拡大し、404.64米ドル安(-1.04%)で終了。S&P500も一時、1.44%安まで下落後、1.02%安で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は一時、2.13%安まで下落し、1.65%安で終了。主要3指数がそろって大幅に2日続落した。
ダウ平均採用銘柄はアップルが2.84%安となったほか、インテル、セールスフォースが5%超下落し、マイクロソフトも3%近く下落。アマゾン・ドット・コム、キャタピラー、ナイキなども1%超下落した。S&P500の11セクターはエネルギー、生活必需品などの3セクターが上昇した一方、ITの2.19%安を筆頭に8セクターが下落した。
中国で年初からの6週間のiPhone販売が24%減少したと報じられてアップルが大幅安となり、ハイテク株が軒並み下落した。ハイテク・ジャイアントはエヌビディアが0.86%高となったものの、アップル、マイクロソフトのほか、テスラが3.93%安、ネットフリックスが2.81%安となり、メタ・プラットフォームズも1.60%下落した。
引け後の動きでは予想を上回る決算を発表したサイバーセキュリティのクラウドストライクが時間外で23%高と急騰した一方、弱い通期見通しが嫌気された百貨店のノードストロームが時間外で10%超下落した。