2024-02-28 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反落、方向感欠く 米中の経済指標発表前に様子見
28日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.27%安の16745.96ポイントだった。中国企業指数は0.76%安の5762.83ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で570億6000万HKドル。
ハンセン指数は前日終値を挟んで一進一退の方向感を欠いた展開。中国の2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)と米国の1月の米個人消費支出(PCE)物価指数の発表を控え、様子見ムードが強い。前日のハンセン指数終値は昨年12月29日以来およそ2カ月ぶりの高値だっただけに、利益確定売りが指数を押し下げた。半面、きょう発表の香港の2024年度(2024年4月−25年3月)予算案を材料に関連銘柄が買われた。
個別では、大型ネット株の美団(
03690)とテンセント(
00700)が売られて相場の重荷となった。不動産株の碧桂園服務(
06098)、龍湖集団(
00960)、華潤置地(
01109)がそろって大幅に下落。スポーツ用品の李寧(
02331)と安踏体育用品(
02020)は反落した。一方、香港不動産関連の新世界発展(
00017)、恒基兆業地産(
00012)、Link REIT(
00823)、新鴻基地産(
00016)、長江実業集団(
01113)、九龍倉置業地産(
01997)が上昇した。オンラインゲームのネットイース(
09999)、電気自動車の理想汽車(
02015)は続伸した。