半導体製造装置の世界的大手、ASMPT(
00522)は28日朝方、2024年1−3月期の売上高が3億7000万−4億3000万米ドルとなる見通しを発表した。中央値は前年同期比で20.0%減、前四半期比で8.1%減となる水準。表面実装技術(SMT)ソリューション部門の新規受注が23年下半期以降は伸び悩み、売り上げが縮小したことが減益の主因だと説明した。
同時に発表した23年12月本決算は純利益が前年比72.7%減の7億1500万HKドルと、ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想の9億1500万HKドルを下回った。売上高は24.1%減の146億9700万HKドル(約18億8000万米ドル)。売上高の57%を稼いだ実装技術(SMT)ソリューション部門が10%減収、半導体ソリューション部門が37%減収だった。新規受注は122億6000万HKドル(15億7000万米ドル)で前年比33.5%減った。粗利益率は1.86ポイント低下して39.3%となった。
ASMPTの株価は日本時間午前10時43分現在、前日比4.44%高の94.00HKドルで推移している。