9日の香港市場でハンセン指数は前週末の米株高の流れを引き継ぎ続伸スタート。その後もプラス圏で推移している。米中通商問題を巡り、前週6日に米国と中国が互いに340億米ドル分の輸入品に対する追加関税を発動した後で、アク抜け感が広がり買い戻しが優勢となっている。指数は日本時間午前10時46分現在、前営業日比1.17%高の28647.45ポイントで推移。
個別では、IT大手のテンセント(
00700)、本土金融株の中国工商銀行(
01398)、中国建設銀行(
00939)、中国平安保険(
02318)などが買われ相場の上げを主導。アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、本土不動産大手の華潤置地(
01109)、風力発電大手の龍源電力(
00916)なども大きく買われている。半面、非鉄系エンジニアリング会社の中国アルミ国際工程(
02068)や自動車メーカーの東風汽車集団(
00489)が下落している。