2018-07-05 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日続落、節目の28000ポイント割れ 石油・保険株に売り
5日前場の香港株式市場でハンセン指数は3日続落。前場終値は前日比0.87%安の27995.08ポイントだった。中国企業指数は1.72%安の10528.27ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で419億100万HKドルだった。
ハンセン指数は序盤に前日終値付近でもみ合った後、前場中盤から下げ幅を拡大。米国と中国が互いに25%の追加関税を発動する日をあすに控え、貿易戦争の本格化を嫌気する売りに押された上、中国本土相場の下落が投資家心理を悪化させた。前引け間際に心理的節目の28000ポイントを割り込んで引けた。
個別では、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)、CNOOC(
00883)がそろって大きく売られた。保険株の中国人寿保険(
02628)、中国平安保険(
02318)、AIAグループ(
01299)の下げも目立つ。医薬品メーカーの石薬集団(
01093)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)は大幅に続落した。半面、香港コングロマリットの長江和記実業(
00001)と子会社の長江インフラ(
01038)が高い。不動産株の碧桂園(
02007)と九龍倉置業地産(
01997)、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)も買われた。