2018-07-04 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、おおむねマイナス圏で推移 本土株安などを嫌気
4日前場の香港株式市場でハンセン指数は続落。前場終値は前日比1.07%安の28239.11ポイントだった。中国企業指数は1.48%安の10711.12ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で443億HKドルと、薄商いだった。
ハンセン指数は小高く寄り付いて始まったものの、ほどなくしてマイナス圏に沈んだ。懸念材料となっていた人民元相場はオンショア・オフショアともに元高の動きをみせ、元安加速の警戒感はやや後退。ただ、6日に米国が対中制裁関税の第1弾を発動するのを控えて投資家の慎重姿勢が続いている。中国本土市場が軟調に推移していることや、米市場が4日に休場となり様子見気分も漂うなか、指数は前場前半以降、ずるずると下げ幅を広げた。
個別では、医薬品メーカーの石薬集団(
01093)が6%超の下落となったほか、不動産株の碧桂園(
02007)や中国海外発展(
00688)、テクノロジー株の瑞声科技(
02018)や舜宇光学科技(
02382)、石炭株の中国神華能源(
01088)、石油株のCNOOC(
00883)などが大幅安。輸送機械大手のウェイチャイ・パワー(
02338)、航空株の中国南方航空(
01055)なども大きく売られた。半面、香港公益事業株の長江インフラ(
01038)や中電控股(
00002)、電能実業(
00006)が逆行高。本土4大商業銀行の中国銀行(
03988)が上昇した。