中国の水道事業大手、中国水務集団(
00855)は21日大引け後、全額出資する汚染処理子会社の金達環保投資(深セン)有限公司の権益計4.39%を中国水務集団の取締役と従業員が組成した投資ファンド3社が取得することで合意したと発表した。取得額は3社合わせて1億3800万元。
中国水務集団は事業分野を仕分ける再編を進めており、金達環保投資が環境保護分野、本体は上水事業に専念したい考え。金達環保投資の分離上場も視野に入れているとした上で、具体的な上場案を策定したわけではないと強調した。金達環保投資権益の譲渡により調達した資金は環境保護業務の発展と会社の運営資金に充てる。中国水務集団の2017年12月末時点の純資産は4億6400万元。
中国水務集団の22日前場終値は、前日比0.12%高の8.02HKドル。