2018-06-22 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:続落スタート、250日移動平均を割り込む
22日の香港市場でハンセン指数は続落スタート。強気相場と弱気相場の分かれ目とされる250日移動平均(21日大引け時点で29282ポイント)を下回って寄り付き、取引時間中の年初来安値(29129ポイント)を割り込む場面もあった。貿易摩擦の世界的な拡大に対する警戒感が高まり、投資家が運用リスクを回避する動きが先行。本土市場で前日に約2年ぶり安値で終えた上海指数指数が続落して始まったことも投資家心理を悪化させたもよう。
指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.51%安の29146.44ポイントで推移している。個別では、米中両国で事業を展開する豚肉大手の万洲国際(
00288)が大きく続落。IT大手のテンセント(
00700)が売られ、指数を押し下げている。乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)、本土不動産大手の中国海外発展(
00688)、生保大手の中国人寿保険(
02628)も続落。半面、台湾系食品メーカーの中国旺旺(
00151)が大幅逆行高。