21日の香港市場でスマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が大幅安。株価は日本時間午後0時32分現在、前日比7.32%安の145.60HKドルで推移している。ジェフリーズが舜宇光学科技のカメラモジュールの粗利益率低下に懸念を示したことが嫌気されたもよう。『香港経済日報』が21日伝えた。
ジェフリーズは最新リポートで、舜宇光学科技が開いた投資家説明会で2018年上期のカメラモジュールの粗利益率が前年同期を下回るとの見通しを示したことに触れ、「重大なマイナス材料」になるとの認識を示した。これを踏まえ、18年通期の純利益が予想を5%下振れる可能性があるとした。
一方、会社側は18年下期の粗利益率が上期から改善すると予想したほか、通期の出荷目標も据え置いていることに言及。また、プラス材料としては、トリプルレンズの需要拡大、スマートフォン向け製品のシェア拡大、自動車向け製品の改善の3点を挙げた。舜宇光学科技の投資判断を「買い」、目標株価を169HKドルに維持した。