2018-06-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日続落、2900ポイント割り込む 一時は1%超安
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日続落。前場終値は前日比0.59%安の2890.66ポイントだった。深セン成分指数も0.24%安の9392.42ポイントと5営業日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1898億9900万元。
米中貿易摩擦の激化に対する懸念が高まる中、上海総合指数は前日にかろうじて守った心理的節目の2900ポイントを割り込んでスタート。序盤は同節目水準を回復する場面もあったが、勢いは弱かった。上値の重さが意識されると、その後は下げ足を速め、一時は下落率が1%を超えた。もっとも、ここ2日間の急落で指数が約2年ぶりの安値圏で推移しているだけに、下値で自律反発を狙った買いが入り、前引け前に下げ幅をやや縮小した。
セクター別では、銀行、保険など主力株が総じて安い。航空、石炭、鉄鋼、建材の下げが目立った。電子・IT関連の一角が大幅に続落。半面、酒造、医薬が逆行高を演じた。
上海B株指数は0.22%高の287.63ポイント。深センB株指数は0.46%高の1066.83ポイントだった。