2018-06-11 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続落、国際貿易摩擦激化への懸念で
週明け11日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続落。前場終値は前営業日比0.26%安の3059.06ポイントだった。深セン成分指数は0.09%高の10215.08ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1839億7000万元と、商いは細った。
上海総合指数は安く寄り付くと、マイナス圏でもみ合う展開。前週末にカナダで開かれた日米欧主要7カ国(G7)首脳会議が不調に終わったことを受け、国際貿易摩擦の激化への懸念が強まった。ただ、指数が5月30日に付けた52週安値(3041ポイント)付近まで下げる場面では下げ渋り、前引けにかけて下げ幅を段階的に縮めた。セクター別では銀行、石油、医薬などが売られる一方、保険、証券、家電のほか、鉄鋼、セメントなど素材関連の一角が買われた。
上海B株指数は0.26%安の307.84ポイント。深センB株指数は0.08%高の1123.63ポイントだった。