8日のNY株式相場は上昇。G7が開催されるなか軟調にスタートしたが、主要3指数がそろって上昇して終了した。原油安を受けてエネルギー株が下落した一方、生活必需品、ヘルスケア株などが上昇した。ダウ平均は朝方に75ドル安まで下落後、84ドル高まで上昇し75.12ドル高(+0.30%)の25316.53ドルで終了。3日続伸し、3月9日以来の水準を回復。インテル、アップルの下落が重しとなった一方、プロクター・アンド・ギャンブル、ウォルト・ディズニー、ホーム・デポなどが指数を押し上げた。S&P500とナスダック総合も0.31%高、0.14%高とともに反発して終了。週間ではダウ平均が2.77%高と反発し、S&P500が1.62%高、ナスダック総合が1.21%高とともに3週続伸となった。、
9日までの日程でG7サミットがスタートし、通商問題で米国の孤立が懸念されたが、センチメントは比較的良好だった。投資家の不安心理を示すVIX指数は朝方に13.31ポイントまで上昇したが、前日比0.05ポイント高の12.18ポイントとほぼ変わらずで終了。投資家の関心は翌週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合などの主要国の金融政策決定会合に移ったようだ。S&P500の業種別指数は公益(-3.18%)を除く10業種が週間で上昇。電気通信、一般消費財が3%超上昇し、素材、生活必需品、金融、ヘルスケアが2%超上昇。情報技術は週後半に失速し、0.69%高となった。
海外市況
指標 寄値 高値 安値 終値 前日比 騰落率
NYダウ 25209.29 25325.63 25165.70 25316.53 75.12 0.30
S&P500 2765.84 2779.39 2763.59 2779.03 8.66 0.31
NASDAQ 7607.74 7653.58 7595.14 7645.51 10.44 0.14
CME225先物 22660.00 22820.00 22465.00 22630.00 10.00 0.04
FT100 7704.40 7714.32 7637.52 7681.07 -23.33 -0.30
DAX 12668.77 12795.64 12610.68 12766.55 -44.50 -0.35
為替(ドル/円) 109.70 109.85 109.20 109.49 -0.21 -0.19
WTI先物 65.98 66.24 65.15 65.74 -0.21 -0.32
金(Gold)先物 1301.30 1304.80 1296.00 1302.70 -0.30 -0.02
※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載。