6日の香港市場で、中国のメディテック大手、平安健康医療科技(
01833)が大幅高。日本時間午後3時11分現在、前日比7.82%高の51.00HKドルで推移している。JPモルガンが強気判断でカバレッジを開始したことが手掛かりとなったもよう。『香港経済日報』が6日伝えた。
JPモルガンは最新リポートで、平安健康医療科技のカバレッジを開始し、投資判断を「オーバーウエート」、目標株価を68HKドルに設定した。本土のオンライン医療サービスの拡大で恩恵を受けるほか、主要株主である中国平安保険(
02318)との関係を生かすことで顧客基盤と売り上げの拡大が図れるとした。
平安健康医療科技の2017−20年売上高はそれぞれ35億2000万元、60億3900万元、92億4400万元に上り、年平均増収率が70%に達すると予想。また、2017−20年の純損失はそれぞれ9億3200万元(EPSが−0.87元)、4億2600万元(同−0.4元)、1900万元(同−0.02元)となり、赤字が次第に縮小すると見込んでいる。