2018-06-05 |
香港/投資判断/空運 |
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燃油サーチャージ徴収再開、航空各社の7−9月期業績は改善へ=UBS
UBSは最新リポートで、中国東方航空(
00670)と中国国際航空(
00753)が5日付で国内線燃油サーチャージの徴収を再開し、乗客1人当たり10元を徴収すると発表した点に言及。中国民航総局は国内の航空燃料価格が1トン当たり5000元を超えた場合、航空各社に燃油サーチャージの徴収を認めたため、今後、国内航空各社に徴収の動きが広がるとの見方を示した。『AAストックス』が5日伝えた。
USBは航空業界について、4月に運賃の上限が撤廃されたことで収益率が改善したものの、年初から燃油価格が12%上昇したことによるマイナス影響を吸収できず、4−6月期利益下押しのリスク要因となっていたと分析。今回の燃油サーチャージの徴収再開で、航空各社の7−9月期利益の改善が期待できるとしている。
個別では、中国東方航空の株価が年初来で中国国際航空を13%アウトパフォームした点に言及。中国東方航空の投資判断を「買い」、目標株価を7.05HKドルに設定し、セクタートップピックに採用した。中国国際航空については投資判断を「中立」、目標株価を11.35HKドルとした。
関連銘柄の株価は午後3時33分現在、次の通り。
■中国東方航空(
00670):6.62HKドル(前日比3.60%高)
■中国国際航空(
00753):9.73HKドル(同3.18%高)