吉利汽車(
00175)の桂生悦・最高経営責任者(CEO)は25日に開かれた株主総会後のメディア取材で、同社が掲げる2018年の新車販売目標を上方修正する可能性があるとの考えを明らかにした。『星島日報』が26日伝えた。
吉利汽車が5月上旬に発表した1−4月累計の新車販売台数は前年同期比41%増の51万5100台で、18年販売目標(158万台)の達成率は33%。報道によると、桂CEOは中国政府が7月から自動車の輸入関税引き下げを発表したことについて、同社のラインナップと輸入車の車種・クラスが異なっているため、価格への影響はないと言及。輸出の増加や新工場のラインオフ、新ブランド「Lynk & Co」の販売が伸びる中、当初設定した販売目標の達成は問題ないとし、下期に目標台数を引き上げたいとの考えを示した。
吉利汽車の株価は日本時間午前11時46分現在、前営業日比2.70%高の22.80HKドルで推移している。