2018-05-25 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅に3日続落、米中貿易摩擦を懸念 下値は限定的
25日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら3日続落。前場終値は前日比0.07%安の3152.35ポイントだった。深セン成分指数も0.44%安の10518.02ポイントと3日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2296億5100万元。
上海総合指数はおおむね小安く推移して前場の取引を終えた。中国と米国の貿易交渉が先行き不透明な上、デレバレッジ政策の下で資金需給が引き締まれば企業の業績拡大に影響するとの懸念が広がり、地合いが悪化。トランプ米大統領が米朝首脳会談を中止すると表明したことで、北朝鮮情勢の緊迫化を警戒した売りも出たもよう。もっとも、下値支持線として意識される20日移動平均(前引け時点で3150.64ポイント)を割り込む水準では安値を拾う買いも入り、相場を下支えした。セクター別では環境保護関連やソフトウエア、電力が売られた半面、自動車、酒造、空運が買われている。
上海B株指数は0.24%安の317.19ポイントと4日続落。深センB株指数は0.18%安の1099.73ポイントと反落した。