中国の国有企業、中国光大集団はテンセント(
00700)とフィンテック応用で協力することで合意した。それぞれを代表して中国光大科技有限公司とテンセント・クラウドが24日、共同で「光大−騰訊金融科技創新実験室」を設立する契約を結んだ。両社は金融クラウドプラットフォームでの協力を強化し、中国光大集団全体のIT構成のクラウド化を早め、銀行部門のフィンテック能力の向上を支援する。ビッグデータ活用や、開放型決済プラットフォーム「クラウド・ペイメント」、企業向けの対話アプリ「微信」、サプライチェーン金融などのサービスでも新たな業務アプリケーションを開発していく。『中国証券報』が24日伝えた。
中国光大集団とテンセントは3月29日、金融サービスやフィンテック、生態環境保護、ヘルスケア、観光などの分野にまたがる戦略提携で合意した。「金融科技創新実験室」は提携から生まれた具体的成果となる。
一方、中国光大科技と中国光大銀行(
06818/
601818)は5月22日、アリババ・グループ(BABA)系金融サービス会社のバ蟻金融服務集団(アント・フィナンシャル)と業務提携を結んだ。「デジタル共創実験室」を共同で設立し、中国光大銀行のデジタル化対応を支援する。
テンセントの株価は日本時間午後4時28分現在、前日比変わらずの407.0HKドルで推移している。