2018-05-23 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日ぶり反落、節目の31000ポイント割れ 石炭・保険株が安い
休場明け23日前場の香港株式市場でハンセン指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比1.04%安の30909.01ポイントだった。中国企業指数は1.25%安の12194.86ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で603億9000万HKドルだった。
ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ、安く寄り付くとその後もマイナス圏で推移した。トランプ米大統領が中国との通商交渉について満足していないと述べたことを受け、米中貿易摩擦に対する不透明感が再び投資家心理を悪化させた。中国本土相場が軟調に推移していることや、本土からの相互取引制度を通じた香港株売買が売り越しとなっていることも相場を重くしている。指数は序盤に節目の31000ポイントを下回るとその後も下げ幅を広げた。
個別では、石炭大手の中国神華能源(
01088)が7%近く下落。中国当局が石炭価格高騰の抑制を強化していると伝わり嫌気された。アジア生保大手のAIAグループ(
01299)、本土保険株の衆安在線財産保険(
06060)や新華人寿保険(
01336)が大幅安。不動産大手の華潤置地(
01109)や碧桂園(
02007)、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)やペトロチャイナ(
00857)、中国航空大手の中国国際航空(
00753)も軟調だった。半面、電力株の華潤電力控股(
00836)や華能国際電力(
00902)が高い。スマホ部品大手の舜宇光学科技(
02382)、自動車メーカーの東風汽車集団(
00489)も大きく買われた。