2018-05-23 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日ぶり反落、3200ポイント割り込む 石炭などが安い
23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.80%安の3188.65ポイントだった。深セン成分指数は0.71%安の10689.15ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2618億3600万元。
上海総合指数は安く寄り付いた。序盤は心理的節目の3200ポイントを挟んだ一進一退の展開だったが、中盤以降、じりじりと下げ幅を広げた。前日まで3営業日続伸した後とあって、利益確定売りが優勢。また、米中が歩み寄りをみせた前週末の通商交渉について、トランプ米大統領が「満足していない」との発言が伝わった。貿易問題の先行き不透明感が意識され、相場の重しとなった。
セクター別では、石炭がほぼ全面安。当局が価格高騰の抑制を強化する動きが嫌気されている。保険、銀行が総じて売られ、指数を押し下げた。石油、鉄鋼、通信なども安い。半面、電力が逆行高。中国当局が7月1日から自動車・部品の輸入関税を引き下げると発表したことを受け、ディーラーなど自動車関連の一角が買われた。
上海B株指数は0.56%安の319.45ポイント。深センB株指数は0.44%安の1102.46ポイントだった。