2018-05-21 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:続伸、1カ月半ぶりに3200ポイント回復 米中の貿易戦争回避を好感
週明け21日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前営業日比0.64%高の3213.84ポイントだった。深セン成分指数も0.87%高の10765.35ポイントと続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4612億1900万元。
上海総合指数は節目の3200ポイントを上回って始まると、終日プラス圏でもみ合う展開。米中通商協議で両国が貿易戦争を回避することで一致したことを好感した買いが優勢となった。ただ、3220ポイントに近づく場面では上値の重さが意識され伸び悩んだ。結局、指数は終値ベースで4月11日以来、ほぼ1カ月半ぶりに3200ポイントを回復した。
A株市場では、米中協議で中国が「米国の対中貿易赤字削減に向け、米国からの輸入を増やす」方針を示したことを手掛かりに、上海国際港務(
600018)、招商局能源運輸(
601872)など港湾・海運株が買われた。三安光電(
600703)や欧菲光科技(
002456)、科大訊飛(
002230)などハイテク株も堅調。一方、産金株の山東黄金鉱業(
600547)、石炭大手の中国神華能源(
601088)、石油大手のシノペック(
600028)などが下落し、上値を抑えた。
上海B株指数は0.46%高の321.39ポイント、深センB株指数は0.29%高の1110.21ポイントとともに続伸した。