2018-05-21 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、米中の貿易戦争回避を好感
週明け21日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前営業日比0.77%高の3217.93ポイントだった。深セン成分指数も1.03%高の10782.85ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2712億7000万元。
上海総合指数は、節目の3200ポイント台に乗せてスタート。その後プラス圏でもみ合いながら段階的に上げ幅を広げた。午前の高値圏で終えている。米中通商協議で両国が貿易戦争を回避することで一致したことが好感された。セクター別では港湾・海運が高い。中国が「米国の対中貿易赤字削減に向け、米国からの輸入を増やす」方針を示したことを受け、海運や荷役需要の拡大につながるとの見方が広がり買いを誘った。習近平国家主席が汚染防止に向けた取り組み強化を改めて打ち出したことを受け、環境関連も買われた。IT・電子、ソフトウエアもしっかり。一方、エネルギー資源や産金の一角が売られ逆行安を演じた。
上海B株指数は0.58%高の321.76ポイント。深センB株指数は0.52%高の1112.69ポイントだった。