2018-05-18 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反発、エネルギー・石化株に買い 米中貿易交渉で様子見気分も
18日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.28%高の3162.97ポイントだった。深セン成分指数は0.42%安の10590.80ポイントと3日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1994億5000万元。
上海総合指数は朝方に小動きの後、上げ幅を広げた。足元の原油高を受け、石化企業の業績改善への思惑から関連銘柄に買いが入り、相場を押し上げた。中国人民銀行(中央銀行)が今週の公開市場操作(オペ)で差し引き4100億元を銀行間市場に供給し、4週ぶりに供給超過に転じたことも好感されたもよう。もっとも、米国と中国の貿易交渉の先行きが不透明とあって様子見気分が強く、指数の上値が重い。セクター別では、エネルギー資源がほぼ全面高のほか、化学繊維と化学肥料が続伸。保険も買われている。半面、医薬や電子部品、ソフトウエアが売られている。
上海B株指数は0.10%高の318.82ポイントと6営業日ぶりに反発。深センB株指数は0.22%安の1101.79ポイントと続落した。