16日の香港市場でハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ続落スタート。15日のNY株式相場は主要3指数がそろって下落。米長期金利が6年10カ月ぶりの水準まで上昇したことを受けて、不動産や公益株、景気敏感株が売られた。香港市場でも米長期金利の上昇や米ドル高による資金流出懸念が相場を重くしている。指数は日本時間午前10時44分現在、前日比0.83%安の30892.35ポイントで推移している。
個別では、アジア生保大手のAIAグループ(
01299)の下げが目立つほか、香港不動産株の九龍倉置業地産(
01997)やLink REIT(
00823)、石油株のシノペック(
00386)が安い。乳製品大手の中国蒙牛乳業(
02319)、石炭大手の中国神華能源(
01088)も売られている。半面、長江グループ系の長江実業集団(
01113)、航空大手の中国国際航空(
00753)などが堅調に推移している。