『香港経済日報』が外電を引用して報じたところによると、吉利汽車(
00175)の親会社、浙江吉利控股集団は傘下ボルボ・カーズの株式新規公開(IPO)について、上場時の時価総額が300億米ドルを超えるめどがついた場合のみ、実施を考えるもようだ。浙江吉利控股集団が期待する時価総額は300億−400億米ドルだという。
IPOを実施する場合、浙江吉利控股集団は一部保有株式を売り出すが、筆頭株主にとどまる見通し。IPO調達資金は電気自動車や自動運転車などへの投資に充てる。
これまでの報道によると、浙江吉利控股集団とボルボは今月初めに会議を開き、スウェーデンと香港市場への上場を検討した。早ければ今年秋にIPOを実施する。すでにシティ・グループやゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーにアドバイザーを依頼したとの情報もある。