週明け14日の香港市場で瑞声科技(
02018)が後場に急落。株価は日本時間午後4時8分現在、前営業日比6.16%安の114.20HKドルで推移している。前引け後に発表した四半期業績が市場予想を下回り、失望売りを誘った。
同社の2018年1−3月決算は、純利益が前年同期比6.0%増の11億2600万元となり、『香港経済日報』によると市場予想の12億4000万元に届かなかった。売上高は10.0%増の46億3800万元で、やはり市場予想の51億2000万元を下回った。
人民元相場が前年同期比で7.5%低下したことと製品構成の変化の影響で、粗利益率が3.6ポイント低い38.0%に落ち込んだことが痛手。ただ、投資評価益の増加と実効税率の低下が寄与し、純利益率は24.3%と0.9ポイント低下にとどまった。一方、米国と中国の貿易摩擦については、「事業に大きな影響はない」とした。