2018-05-11 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小反落、方向感欠く 狭いレンジで一進一退
11日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反落。前場終値は前日比0.08%安の3171.90ポイントだった。深セン成分指も数0.48%安の10677.93ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2477億元。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んだ狭いレンジで一進一退の値動き。指数は3日から上昇基調が続いているが売買代金は大きく増えておらず、投資家の運用リスクを取る意欲は高まっていない。半面、A株のMSCI新興国指数への組み入れを6月に控え、海外からの資金流入期待は根強い。米中貿易摩擦や中東情勢など不透明な外部環境が意識され、相場は方向感を欠いた。セクター別では、非鉄金属や銀行、石炭が買われた一方、医薬、電子・IT、環境保護関連が売られた。
上海B株指数は0.10%安の321.67ポイント、深センB株指数は0.20%安の1099.05ポイントとともに反落した。