UCルサール(
00486)が11日朝方発表した2018年1−3月期業績は、調整後EBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)が前年同期比20.4%増の5億7200万米ドルとなった。EBITDAマージンは20.8%(前年同期は20.7%)。アルミニウム価格の上昇に伴い売上高が27億4400万米ドルと19.5%増え、業績が拡大した。
ロンドン金属取引所(LME)の18年1−3月期平均アルミ価格は1トン当たり2159米ドルで、前年同期の1850米ドルを16.7%上回った。
UCルサールは米国による経済制裁を受けているため、2018年の見通しは不透明で、これまでに示した予測も根拠を失ったとした。米財務省は4月6日、米大統領選へのロシアの介入を理由にプーチン大統領に近い新興財閥(オリガルヒ)などに対する追加制裁を発表。UCルサールと同社株48.13%を保有するEN+グループを制裁対象に含めた。
UCルサールの株価は日本時間午前11時35分現在、前日比変わらずの2.16HKドルで推移している。