携帯端末カメラの部品メーカー、Qテクノロジー(
01478)は10日大引け後、2018年6月中間決算で純利益が前年同期に比べ50%超減少する見通しを明らかにした。前年同期の純利益は2億200万元だった。減益の主因は、粗利益率の低下と共同出資会社の赤字転落。
粗利益率が低下した原因は次の通り。◇18年1−4月に中国のスマートフォン販売台数が減少。市場競争が激化するなかで製品販売規模を拡大するため、より攻撃的な価格政策を採用した、◇カメラモジュール小型化の需要が市場で高まったことで一体化レンズセットの採用が広がったが、Qテクノロジーの同製品の良品率が想定に届かず、結果としてカメラモジュール全体の良品率が下がった、◇カメラモジュールと指紋識別モジュールの生産能力を前年同期に比べ50%以上拡大したが、設備稼働率が期待した水準に達しなかったため、減価償却費負担が増えた、◇カメラモジュールと指紋識別モジュールの平均販売価格が低下した。
Qテクノロジーの10日終値は前日比1.41%高の10.08HKドル。