2018-05-10 |
香港/マーケット/証券 |
|
香港前引け:4日続伸、米株高と原油価格上昇を好感 エネルギー・IT株に買い
10日前場の香港株式市場でハンセン指数は4日続伸。前場終値は前日比0.88%高の30805.88ポイントだった。中国企業指数は0.44%高の12239.46ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で501億9500万HKドルだった。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ、堅調に推移して前場の取引を終えた。米国政府がイラン核合意から離脱してイランへの経済制裁を再開すると決めたことで、原油価格が上昇するとの思惑からエネルギー株が買われた。米長期金利の上昇に伴い利ざや改善が期待できる銀行株や保険株も高い。前日のNY市場でハイテク株の比率が高いナスダック総合が4日続伸したことも材料視された。
個別では、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)、シノペック(
00386)がそろって大幅に続伸。前日下げた石炭大手の中国神華能源(
01088)は買い戻された。中国IT大手テンセント(
00700)や、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)と舜宇光学科技(
02382)も高い。国際金融銘柄のAIAグループ(
01299)、HSBC(
00005)が上昇して相場を押し上げた。半面、不動産株の華潤置地(
01109)、信和置業(
00083)が売られた。中国の商業銀行、交通銀行(
03328)もさえない。