2018-05-10 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、プラス圏でもみ合い 石油株買われる
10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.19%高の3165.11ポイントだった。深セン成分指数は0.06%高の10695.54ポイントと反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2314億1000万元。
上海総合指数は高く寄り付くと、プラス圏でもみ合う展開。香港から相互取引制度を通じた本土株売買の買い越しが続くなか、6月に始まるMSCI新興国株指数へのA株組み入れに向けた外資の流入期待が相場を支えている。ただ、米中貿易摩擦懸念が続くなか、上昇の勢いは限られた。中国人民銀行(中央銀行)によるきょうの公開市場操作(オペ)が差し引き200億元の吸収超過となったことも相場を重くし、指数は前引けにかけて上げ幅を縮めた。セクター別では、原油価格の上昇を背景に石油が高い。石炭、酒造、建材が買われている。半面、航空が安い。電子・IT、ソフトウエアも軟調。朝方に買われていた保険や銀行がさえない。
上海B株指数は0.26%高の321.76ポイント。深センB株指数は0.36%高の1099.00ポイントだった。