2018-05-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅に3日続伸、前引け前に切り返す 石油が高い
9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら3日続伸。前場終値は前日比0.06%高の3163.25ポイントだった。深セン成分指数は0.07%安の10700.31ポイントと3日ぶりに反落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2226億3500万元。
上海総合指数はおおむねマイナス圏でもみ合った。小安く寄り付いた後、序盤はプラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは続かなかった。前日まで続伸し、約3週間ぶりの高値で終えた後とあって、利益確定売りが重しとなった。中国人民銀行(中央銀行)によるきょうの公開市場操作(オペ)が差し引き1000億元の吸収超過となったことも嫌気。もっとも、3155ポイント付近の下値の堅さが意識されると、前引け間際に切り返して小幅高で取引を終えた。
セクター別では、石油が高い。トランプ米大統領がイラン核合意からの離脱とイランに対する制裁再開の意向を示したことを受け、原油相場の先高観が買いを誘った。朝方に反落した保険が上昇に転じた。医薬や観光関連の一角も高い。半面、酒造、証券、鉄鋼などが安い。
上海B株指数は0.15%安の320.82ポイント。深センB株指数は0.24%安の1095.91ポイントだった。