3日の香港市場でハンセン指数は続落スタート。安く寄り付いた後に下げ幅をやや広げ、マイナス圏でもみ合っている。トランプ米政権が華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(
00763)の中国通信機器2社に対する新たな規制を検討していることが伝わり、米中貿易摩擦の一層の激化を懸念する売りが先行。指数は日本時間午前10時39分現在、前日比1.43%安の30285.88ポイントで推移している。
ハンセン指数と中国企業指数の構成銘柄はほぼ全面安の展開。中国工商銀行(
01398)、中国建設銀行(
00939)、HSBC(
00005)、AIAグループ(
01299)など金融株が下げを主導。IT大手のテンセント(
00700)も安い。前日に高かったスマホ部品大手の舜宇光学科技(
02382)が大幅に反落したほか、香港不動産関連の九龍倉置業地産(
01997)が続落している。