中国のバイオ医薬会社、三生製薬(
01530)は1日、親会社と共同設立する新会社を通じてカナダのセラピュア・バイオファーマの開発製造受託(CDMO)を買収する計画を破棄すると発表した。昨年9月1日に買収条件で基本合意したが、買収実施に必要な前提条件が期限の4月30日までにそろわないため、三生製薬が1日付で買収合意の破棄をセラピュアに通知した。
三生製薬は北米でCDMO事業に参入することで世界のバイオ医薬会社から開発・製造を受託し、新型医薬のライセンス取得や提携を目指す戦略だった。買収断念後も、同社とセラピュアはCDMO事業について別の事業機会を探ることで合意した。
三生製薬の4月30日終値は前営業日比0.82%安の16.98HKドル。