30日のNY株式相場は下落。マクドナルドなどの好決算を受けて上昇してスタートしたが、アルコニックやセルジーン、ベライゾンが売られ、主要指数も中盤以降売りが優勢となった。S&P500の業種別指数は電気通信、ヘルスケアを筆頭に全11業種が下落と全面安。ダウ平均採用銘柄はマクドナルド、アップル、ウォルマートなどが上昇した一方、ベライゾン、マイクロソフト、ボーイングが売られ指数を押し下げた。ダウ平均は朝方に187米ドル高まで上昇したが、148.04米ドル安(-0.61%)とほぼ一日の安値で終了し2日続落。S&P500は0.82%安と4日ぶりに反落し、ナスダック総合は0.75%安と3日ぶりの反落となった。月間ではダウ平均が0.25%高、S&P500が0.27%高、ナスダック総合が0.04%高と3指数がそろって3カ月ぶりに小幅に反発した。
マクドナルドの1-3月期決算は売上高と利益が市場予想を上回ったほか、好調な既存店売上高の伸びが好感された。株価は5.77%高と大幅に上昇し、1銘柄でダウ平均を62ドル押し上げた。一方、見通しを引き下げたアルコニックが20.63%安と急落したほか、主力薬の開発の遅れをアナリストに指摘されたセルジーンが4.47%安と大幅に下落した。特段の悪材料がなかったボーイングは、小幅に上昇してスタートしたが、その後売りに押され、2%以上下落して終了した。米10年債利回りは2.955%と前週末から0.002%低下。投資家の不安心理を示すVIX指数は0.52ポイント上昇し15.93ポイントとなった。
海外市況
指標 寄値 高値 安値 終値 前日比 騰落率
NYダウ 24410.41 24498.23 24163.08 24163.15 -148.04 -0.61
S&P500 2675.05 2682.92 2648.04 2648.05 -21.86 -0.82
NASDAQ 7133.95 7169.80 7065.41 7066.27 -53.53 -0.75
CME225先物 22475.00 22640.00 22425.00 22440.00 -70.00 -0.31
FT100 7502.21 7546.16 7497.11 7509.30 7.09 0.10
DAX 12606.27 12622.93 12563.74 12612.11 31.24 0.25
為替(ドル/円) 109.06 109.45 109.02 109.33 0.28 0.26
WTI先物 68.15 69.34 67.17 68.57 0.47 0.69
金(Gold)先物 1324.00 1325.90 1310.70 1319.20 -4.20 -0.32
※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載。