2018-04-25 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、マイナス圏でもみ合う 利益確定売りが重し
25日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.31%安の3119.31ポイントだった。深セン成分指数も0.12%安の10544.65ポイントと反落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2563億8800万元。
上海総合指数は終始マイナス圏でもみ合った。前日に指数が約2%上昇した後とあって、目先の利益をいったん確定する売りが相場を押し下げた。きょうから商業銀行を対象とする預金準備率の引き下げが実施される一方、中国人民銀行(中央銀行)が3日ぶりに公開市場操作(オペ)による資金供給を見送ったことも投資家心理を悪化させた。きょうの資金の出入りはリバースレポ(売り戻し条件付き債券購入)の償還に伴い、1500億元の吸収超過となった。
セクター別では、前日に高かった銀行、保険が反落。石炭、石油、鉄鋼、不動産も安い。半面、航空が逆行高を演じたほか、通信、ソフトウエア、医薬の一角が堅調だった。
上海B株指数は0.22%安の320.24ポイント。深センB株指数は0.92%高の1086.81ポイントだった。