週明け23日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。前週末の米ハイテク株安や米長期金利の上昇を嫌気する売りと、中国人民銀行(中央銀行)の公開市場操作(オペ)を通じた資金供給の再開を好感する買いが交錯しているもよう。
指数は日本時間午前10時49分現在、前営業日比0.11%安の30384.82ポイントで推移。個別では、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)と舜宇光学科技(
02382)、パソコン大手のレノボグループ(
00992)が安い。乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)は反落している。一方、前週末発表した2018年1−3月期決算が市場予想を上回る増益だったチャイナ・ユニコム(
00762)が大幅高。金利上昇による利ざや改善と投資収益の拡大が期待できる欧州の銀行最大手HSBC(
00005)、中国生保大手の中国人寿保険(
02628)も買われている。