漢方薬大手、中国中薬(
00570)は13日大引け後、福建省の漢方製薬会社、福建承天金嶺薬業に出資することで合意したと発表した。中国中薬の87.3%子会社の江陰天江薬業が権益買収と追加出資により、総額7000万元で福建承天金嶺の出資持ち分51%を取得する。福建承天金嶺は漢方薬産業パーク「福建光沢中薬産業園」の建設を進める。
足元で福建承天金嶺の漢方煎じ薬の年産能力は1万トンで、同省初の漢方配合顆粒生産試行企業にも指定されている。「福建光沢中薬産業園」は草薬栽培から、煎じ薬、配合顆粒の製造、配達センターまで一貫した生産体制を構築する。中国中薬は福建承天金嶺への出資を通じ、福建省でのシェア拡大を目指す。
中国中薬の株価は日本時間午前11時27分現在、前営業日比1.41%高の6.47HKドルで推移している。