13日のNY株式相場は反落。好調な金融機関の決算を受けて上昇してスタートしたが、その後金融株が反落したほか、シリア情勢への警戒感や週末の持ち高調整が主要指数を押し下げた。朝方に163米ドル高まで上昇したダウ平均は239米ドル安まで下落し122.91米ドル安(-0.50%)で終了。GEやコカ・コーラ、エクソン・モービルが上昇したが、ボーイング、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースの下落が重しとなった。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.29%安、0.47%安となり、主要3指数がそろって反落。週間では、ダウ平均が1.79%高、S&P500が1.99%高、ナスダック総合が2.77%高と3指数がそろって反発。年初来ではダウ平均が1.45%安、S&P500が0.65%安とマイナス圏にとどまり、ナスダック総合は2.94%高となった。
大手金融機関が寄り前に発表した1-3月期決算は総じて市場予想を上回る増益となったが、株価は上昇後に反落した。JPモルガン・チェースが1.57%高まで上昇し2.71%安で終了し、シティグループも1.73%高まで上昇し1.55%安で終了。ウェルズ・ファーゴは予想を上回る増益となったが、さらなる引当金計上が嫌気され3.43%安となった。S&P500の金融株指数は1.55%安と11業種中下落率トップ。ただ、週間では1.03%高と反発した。一方、原油高を受けてコンチョ・リソーシズ、アパッチ、マラソン・オイルなどが3%超上昇。S&P500のエネルギー株指数は1.09%高と上昇率トップとなった。昨日まで売りに押された公益や不動産株は買戻されて終了した。主要指数は反落したが、シカゴのボラティリティ指数(VIX指数)は前日比1.08ポイント低下し17.41ポイントで終了。終値としては3月16日以来の低水準となった。
海外市況
指標 寄値 高値 安値 終値 前日比 騰落率
NYダウ 24582.82 24646.45 24243.74 24360.14 -122.91 -0.50
S&P500 2676.90 2680.26 2645.05 2656.30 -7.69 -0.29
NASDAQ 7179.62 7183.62 7078.14 7106.65 -33.60 -0.47
CME225先物 21840.00 21915.00 21690.00 21765.00 -45.00 -0.21
FT100 7258.34 7274.99 7249.07 7264.56 6.22 0.09
DAX 12461.31 12523.97 12411.65 12442.40 27.39 0.22
為替(ドル/円) 107.33 107.78 107.21 107.34 0.01 0.01
WTI先物 67.18 67.76 66.70 67.39 0.32 0.48
金(Gold)先物 1337.60 1350.30 1335.50 1347.90 6.00 0.45
※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載。